香川のモデルハウスプロジェクト…100坪近い屋根の瓦葺きが進む。
綺麗なグラデーションに色づき、落葉してなお“活きた色”で大地を華やぐもみじの姿にハッと息をのむ。
木々や草花に二つとして同じ色彩がないのは、それが“自然”だから…。
土を焼いただけの瓦も本来はそうであり、”自然”を表現出来るとすれば素敵な素材だ!
周辺田畑や草木の“四季彩”にシンクロするように、銀古美の一枚一枚濃淡豊かな表情が、葺けば葺くほどに広がりだす。
五感が確かに感じ取るそのナチュラルな風合いは、理屈ではなく美しい。
この平部の大らかさとは対照的に、端部を包む一文字と袖瓦は、葺き師の目一杯の手仕事の成果で心地良い緊張感を纏い、棟積みの前に設置する換気部材が、屋根上において唯一の“機械チック”な存在感を発揮し、この建築のより良い“健康”を担保する。
次は一風変わったシンプルな仕様の棟積みを紹介したいと思います(^^)
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