1,400年余におよぶ日本瓦史における原点の色彩を目指した「銀古美(ぎんふるび)」という瓦を、その瓦づくりに込める想いと、その魅力を見出し表現される建築家達の取り組みや施工例とともに、17ページにわたり特集いただいています!
是非ご一読ください(^^)
−特集− 屋根再考 (本文より)
屋根から建築を考えることが、いまどれくらいあるだろうか。屋根は薄く軽く、という認識は新建材の発達とともに近代以降の潮流となった。一方で茅葺きや瓦葺きが使われることは少なくなり、手間やお金がかかる、壊れやすい、そうしたイメージがつきまとうようになった。しかし本当だろうか? 白川郷の合掌造りや奈良の寺の佇まい、島根の赤い石州瓦の家並みを見て美しいと感じる人は少なくないはずだ。「屋根」は魅力的な風景を生み出すだけではなく、住まいを守り、人々の暮らしを守り、豊かな文化をつくってきた。この特集では、茅葺きと瓦葺きがつくる風景の魅力、性能の魅力を改めて紹介するとともに、その屋根の下にある豊かな暮らしを見つめ、「屋根」の役割を再考する。
− 瓦葺き−
朝鮮半島から伝来したとされる瓦。1400年という長い歴史をもつ。風雨から住まいを守り、力強く、そして地域らしい風景を生み出してきた。近代以降瓦の製造は機械化が進んだが、土を捏ねて焼く、というシンプルな製法は変わらない。情熱をもって瓦づくりに取り組む瓦メーカー、瓦の魅力を見出した建築家の取り組みを紹介する。
瓦の産地を訪ねる「 淡路瓦・大栄窯業」
「瓦屋根の下にある、人と人の繋がりを取り戻したい」 大栄窯業/道上大輔
地元にある素材でつくる住まい
「淡路島の家」 設計=ヒラマツグミ一級建築士事務所/平松 克啓
伝統構法 石場建 「徳島の家」
設計=環境デザインワークス/清水 裕且
「98Wines」 ワイナリー 木の塔
設計=S PLUS ONE/坂野由美子
瓦葺き=一ノ瀬瓦工業/一ノ瀬 靖博
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