昨日調査した重伝建地区の屋根改修・・・古瓦を再利用する部分や、唯一の手がかり写真をもとに復元製作部分する部分等、諸々精査して準備します。
こちらの物件の軒瓦は、つづ入り(京花)唐草。
意匠、素材、技術・・・記録と記憶をつぎはぎしながら、伝統を繋げるのは本当に難しいです。
面倒くさがり、逃げ、避け、効率化と画一化、合理化一辺倒となり、風景が失われました。
無電柱化率にしても、主要都市ベースでイギリスの100%、アメリカの85%をはじめ欧米の先進諸国がどこも80%~90%前後を達成しているなか、日本はほぼ0%に近く、京都ですらたったの2%という事実・・・。
しかも、それでもまだ年間約7万本ペースで電柱が増えているという呆れた実態。
もはや違和感を感じないほうがおかしいです。
この島も、建物改修とともに並行して電線の地中化もぜひ進めてほしい。
そうなれば、この土地の瓦屋根と建築景観が、よりフォトジェニックになりますから(^^)/