以前紹介した、現在1/5scaleの五重塔を建築中の宮大工棟梁の建てる家・・・真夏のような本日、無事に火入れ式を執り行うことができました。
家づくりに込められた想いは「一生努力」・・・一生涯職人として、現在もまだまだ天井を見ることなく日々研鑽される棟梁のしたためられた書には、立ち会う全員の背筋が伸びました。
この一言に教えられることが多すぎて・・・(^^;
その想いとともに瓦を焼くべく、書を窯へと入れられました・・・。
続いて記念瓦にも日付と名前を刻まれ、二礼二拍手一礼とともに無事火入れとなりました。
仕事師として、棟梁のような方との出会いは大きな財産です。
「キレイごとばかり言っても仕方ないと人は言うけれど、誰かがキレイごとを言い続けなければ、キレイになるはずがない!!」
とても共感するお話を色々とさせていただいた本日も、瓦師として大切な財産となりました。
日本の建築は神事である・・・この本質的な価値を伝えるべく瓦の火入れ式はこれからも続きます。